父と観たロアーズは腑に落ちなかった

小学生のころの夏休み、父と映画を見に行く約束をしました。当時大人気だった「たのきんトリオ」の映画です。映画館に着くと、女の子たちが大騒ぎ。小学生だった私は、中学生や高校生がキャーキャー言ってる姿に驚きました。その気持ちはどうやら父も一緒だったらしく・・・。

映画が始まると、やたらとライオンやヒョウといった猛獣が出てきます。舞台は外国でお目当てのトシちゃんもマッチもよっちゃんも出てきません。

そうです。映画館の前で若い女の子のパワーに怖れをなした父は、知らんぷりして他の映画のチケットを購入していたのです。その映画は「ロアーズ」

156頭もの猛獣と一緒に暮らすことになった一家が猛獣と仲良くなるまでの混乱を描いた作品。今見たら楽しいのかどうかわかりませんが、小学校の低学年だった私にはさっぱり意味が分からない映画でとてもつまらなかったのを覚えています。

そして、健気にもいつか「たのきんトリオ」が出てくると信じて2時間見続けたのです。映画が終わり、「どうして、たのきんトリオは出てこなかったの?」っと聞いた私に、「そうか?」っと、すっとぼけて答えた父。どうも、腑に落ちないまま帰途につきました。

父も私に悪いことをしたと思ったのか、帰りにはマクドナルドで憧れのビッグマックを買ってくれ、シェイクまで付けてくれる大盤振舞。ついでにデパートのおもちゃ売り場でおもちゃも買ってくれました。

いつもならうれしいはずなのに、この日は全てが腑に落ちない気持ちで帰ってきたことが印象的です。

我が家の便利グッズは手作りのゴミ入れ

新聞のチラシを使って、それを折って、四角い箱を作ります。そして、それをゴミ入れにして、捨てるときはその四角い箱ごと、くしゃくしゃにしてゴミ袋に入れて捨てます。

そのチラシで出来た箱を作っていたのは、母でした。
母はゴミを捨てるのにいいと思ってチラシを折ってゴミ入れを作っていたのですが、父は母が作ったものだからといって、中のゴミだけをゴミ袋に入れて、チラシのゴミ箱を再利用しようとしました。

母はチラシのゴミ箱を沢山作って、通っていた料理教室に持って行って、他の生徒さん達にあげていました。母が作ったチラシのゴミ入れは好評で、皆、喜んでくれていました。

チラシのゴミ箱は果物を剥くときなどに、とても便利なのです。料理をするときなど、生ゴミが出るときに、剥いた皮などをチラシのゴミ入れに入れると、そのままゴミ入れと一緒に捨てることが出来て便利なのです。

母亡き今も、母が作ったチラシのゴミ入れは活用されていて、ゴミ入れとしてテーブルの上に置いてあります。

そのまま捨てられるゴミ入れは便利で余分なゴミが出ずに済むので大活躍しています。母が生前、作り方を教えてくれましたが、私はすっかり忘れてしまいました。すごく便利なものだけに、残念です。